もともと「麺類といえばうどん」の大阪で生まれ育ったからというわけではないが、子供の頃からうどんがとても好きであった。そしてここ数年はご多分に漏れず、すっかり讃岐うどんの虜になってしまっている。何となくブームに流されているような感じもするが、食べておいしいと思うし、なによりうどんが好きだからいいではないか(って、誰に言ってるんだろ)。
写真は神戸と高松を結ぶ加藤汽船ジャンボフェリーから見た瀬戸内海。
香川で効率的にうどん屋巡りをするためには、適当な交通手段が必要である。一般的には車であろうが、自転車好きな私は自力で走る。自力で走ればお腹も空くし、ちょうどよい。名高い店はたいてい朝一番で店を開け、昼過ぎには営業を終了する。つまり午前中の3〜4時間が勝負であって、この間に食べられるだけ食べるしかない。小食の私でだいたい5〜6軒廻る。うどん5、6玉が果たして多いのか、少ないのか、微妙? 車で移動だとたぶん入らない。
そしてこの午前中勝負のうどんツアーで利用するのが、神戸と高松を結ぶ
ジャンボフェリーである。神戸を深夜12時半に出港し、翌朝4時過ぎに高松へ到着する。待合所でしばし仮眠を取って、いざ勝負とあいなる。そしてお腹も一杯になった午後3時過ぎのフェリーで神戸に帰ってくる。往復の料金はわずかに3000円、うどん代はせいぜい1000円、格安の日帰り讃岐うどん小旅行である。
もう一枚瀬戸内の夕焼けを。一つ前のエントリーで私が眺めている景色である。赤みに乏しい夕焼けだったのが残念だが、それは言っても仕方がないことである。鏡のような海面はいかにもピンホール写真らしい。遠くに見えるのは明石海峡大橋である。
今週末には香川県丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館に行く予定である。もちろんジャンボフェリーを使うし、うどんも食べてくる。
この記事に対するコメント
こんなの見たことがないです。
日本旅客船協会で「船から見る風景100選」というのを募集しています。
http://fune100.jp/
よろしければどうぞ。
バビューンって感じですね、水上バスの風景。上下動の激しい車は難しいかもしれませんが、一定の速度で進む船や電車なら、おもしろい絵が撮れそうに思います。いろいろやってみるのが吉ですね。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_875893/ph_album060.html
海ほど雄大じゃないですが、隅田川の水上バスからです。
まだHOLGAを買う前でポラロイドなんですが。
その後、何度も水上バスに乗るのですが晴れないんです(苦笑)
なのでHOLGAではまだ納得できるものが撮れてません。
乗り物から針穴、いいですよ〜。私は好き。
では関西から四国をツアーするということでひとつよろしく。たくるん誕生は一生に一度のことです、うどんとは比べられません(当たり前)。讃岐うどんは逃げないので、いずれ腹をすかせて退治しに行って下さい。
>ちゃるーむさん
確かに川や湖に比べると海の波はうねりを見せてますね。シルクサテンとはうまいことおっしゃいます。うどん、万歳:D
>しきはんさん
しきはんさんのバスの針穴を見て、「乗り物から撮りたい!」と思っていました。ようやく念願が叶いました。しゅーっとした動きのようなものが写って、とてもおもしろいです。爽快な海の上での針穴、ぜひお試し下され!
ジュゲムの重い件、申し訳なく思います。早くなんとかしてもらいたい……。
海をわけて進む船が空までわけて走っていそうです。
躍動感と静寂。針穴ならでは!です。
三段跳びのように素晴らしい針穴写真を撮っていかれるので
ワクワクドキドキしています。
最近、夜中のじゅげむが重くて開きません(涙)
鏡?というよりは僕にはシルクサテンのように見えます。
ところで、僕ら夫婦もうどんが食べたくなったら
青春18きっぷで高松に行ったりします。
今年の2月にチャンスがあったのですが、タクル誕生のために断念。
うまいうどんを食べて、美しいピンホール写真を撮ることができて、最高の旅行ですよね。